台湾ブロンプトン チェーンテンショナー交換

久々にわかる人にしかわからないマニアックなテックネタです。

まず台湾ブロンプトンとは…
ブロンプトンは英国のフォールディング(折りたたみ)自転車専門メーカーですが、台湾の[ネオバイク社]がライセンス生産を行っていた時期に生産されたモデルのことです。もっと詳しく知りたい方は英国製と台湾製の違いなど様々なwebサイトで解説されています。

現在は英国製のみとなり、補修パーツに関しても台湾製のモデルに対応するものが少なくなっているのが現状です。

今回の依頼ケースもまさにそれで現行モデル(英国製)に対応した[チェーンテンショナー]を台湾ブロンプトンに取り付けるという内容です。

ちなみにテンショナーにもいくつか種類があり、今回は内装3段の台湾ブロンプトン[M3L]が対象モデルです。※以前My Bikesで紹介してます。

バイク詳細 → brompton M3L

 ■ 台湾ブロンプトン純正チェーンテンショナー

交換前のチェーンテンショナー
見た目ではわかりませんが樹脂パーツ内部の爪が折れているためテンションスプリングが外れて走行中に何度もチェーンジャムが発生してしまうため要パーツ交換な状況。

 ■ 英国純正チェーンテンショナー取付 (無加工)

まず現行の英国製純正チェーンテンショナーをそのまま取り付けてみました。
やはり2個のプーリーのクリアランスが合わずチェーンがねじれています。このまま稼働させると100%チェーンジャムが発生します。

 ■ 英国純正チェーンテンショナー取付 (加工後)

後ろ側のプーリーに厚めのワッシャー(3mmほど)をかませることでチェーンラインが安定しました!稼働も問題なし。Vブレーキシュー用のワッシャーを流用しました。

ちなみに本体取付に関してはほとんど加工無しでポン付けできました。
※個体差や年式によって大幅な加工が必要な場合もあるようなので今回は運が良かったようです。

以上、チェーンテンショナーの取付事例でした。

台湾ブロンプトンをお持ちでメンテナンスをご検討されている方はお気軽にご相談ください。
※依頼内容によっては対応できかねる場合がございますが何卒ご了承下さい。

情報提供:長野 自転車 スポーツサイクル ブロンプトン CYCLE INFINITY

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