ビルトインバッテリータイプ シートポストについて

久々テックネタです。ビルトインバッテリータイプ シートポストについてフレームへの挿入でお困りの方に解消方法をご紹介します。

Di2やEPS等のシートポストにバッテリーを内蔵するいわゆる[ビルトインバッテリー]タイプをお使いの方はシートポスト挿入の際に一度は直面したことがある問題があります。


それは、バッテリーから伸びるケーブルがフレーム内部の溝などに引っかかって下がらない問題です。

今回発生した事案のフレーム内部(暗くて分かりづらいですが…)

シートチューブとチェーンステイとの連結部分に空いた穴がネックになります。
今回はトップチューブ側は塞がっていました。

断面図にするとこんな感じ。(拙い絵ですみません)

ケーブルが穴に入り込みこの状態でシートポストを下げていくと…


シートポストに噛み込んで下がらないばかりか無理やり押し込むと断線の危険も。

これを解消するため知恵を絞り、思いついた方法がこちら↓

クリアファイルをフレームの太さに合わせて切り穴を塞ぐフタを作る。

紙などでも試しましたがある程度硬さがないとケーブルごと巻き込んでしまうので効果がありませんでした。薄くて硬さがあるクリアファイルが最適解でした。

コツはフレームの太さより1mm前後細く切ることでスムーズに通る。

↓シートポストを挿入する前にクリアファイルを入れておきます。

断面図にするとこんな感じ↓

この状態で慎重に挿入していくとスムーズに下がっていきます。


穴の位置を通過したらクリアファイルは引き抜いてOK。


無事定位置までセッティングできました♪

トップチューブ側にも穴がある場合はクリアファイルを2枚用意しましょう。

今回の方法はキャノンデールのテックチームにも紹介してみました。お困りの方は是非お試し下さい。

情報提供:長野 自転車 スポーツサイクル ビルトイン CYCLE INFINITY

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