オーバーホールのススメ

INFINITYのフルオーバーホール作業の一例をご紹介します。

【フレーム】

フレーム単体の状態まで分解します。


【ドライブ】
■ クランク/リアスプロケット/チェーン
Before

泥や劣化オイルが付着して汚れた状態。見た目だけでなくスプロケ・チェーンの摩耗を早める原因になります。

After

クランク・リアスプロケットは分解して隅々までクリーニング。
一目瞭然にピカピカ!!動きも格段にスムーズ!


■ BB(ボトムブラケット)

Before
砂が噛み込んで回転するたびに[ゴリゴリ]音がします。このような圧入タイプBB(BB30,PF86等)は原則パーツ交換になります。

After
パーツ交換して回転もスムーズに!この際にセラミックベアリングにアップグレードする選択肢もあります。


■ ヘッド

Before
ベアリング・フォークに砂が付着。汗などで錆び付いていることも。

After
汚れを取り除きクリーニング&グリスアップ。
クリーニング不可能な場合はベアリング交換になります。※パーツ代別途


■ ディレーラー
Before

フロントディレーラーはあらゆる部分に砂が入り込んで動きが悪くなっています。最悪動かなくなるケースも…
ディレーラーもプーリーに汚れたオイル・泥が付着して固まっているのが一目瞭然。チェーンの摩耗を早める原因になります。

After

プーリーなど出来る限り分解して隅々までクリーニング&オイルアップ。ピカピカになって作動がスムーズに!


■ ブレーキ
Before

ピポッドやリンク部分に砂が噛み、駆動ローラーも赤錆が浮いています。
キャリパーの動きが[ジャリジャリ・ガリガリ]といった感じ。

After

クリーニング&オイルアップ。動きが格段にスムーズに!取付ボルトも新品交換。


【ホイール】※サンプル画像はMAVICです。
■ フリーボディ

Before
フリーボディ外部は砂が付着。内部もオイルが切れ、汚れも付着して回転させると[カラカラ]と異音が発生。明らかに回転も悪い状態。

After
フリーボディ・ベアリング・ラバーシールを全て分解してクリーニング。MAVIC専用ミネラルオイルを充填。ラチェット音が劇的に静かになり回転もスムーズに!


■ リム

Before
アルミ屑とブレーキシューの削りカスが付着して黒ずんでいる。

After
専用リムーバーでリムを研磨。輝きが戻りブレーキングもスムーズに。ちなみにブレーキシュー側も金属片除去もしくは交換。


【ワイヤー/ケーブル】
■ シフトワイヤー
Before

・写真上がフロントディレーラー下部(BBハンガー付近)
コーティングが剥がれて赤くサビている状態。交換が必須なのは言うまでもありません。

・写真下がSTIレバー内部
近年では電動コンポの普及によりフレーム内蔵タイプが増えたので気づきにくいですがレバー内のワイヤーにかなりの負担がかかっています。摩擦によってコーティングが剥がれ、切れかけた状態。このまま使い続けると断線しレバー内で絡んで除去が大変な事態に…あ—想像したくないです。
ワイヤーは1シーズンごとの交換を強くオススメします。


ほんの一例ですがCYCLE INFINITYではお客様のバイクを1台づつ丁寧にオーバーホールを実施しております。簡易見積は無料にて行いますのでメンテナンスをお考えの方はお気軽にご相談下さいm(__)m

facebookページにてオーバーホール作業のタイムラプス動画を公開中です。
Cycle Infinity FB
ご参考になれば幸いです。

情報提供:長野 自転車 オーバーホール スポーツサイクルショップ – CYCLE INFINITY –

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