久々にテックネタです。夏場のディスクブレーキについてお話します。
この時期に多くご依頼されるのが油圧ディスクブレーキに関するトラブルです。
■ 症状事例
・レバーがハンドルまで付く程スカスカでブレーキが効かない。
・レバータッチがフワフワしてブレーキが効きづらい。
・ブレーキが掛かったままホイールが回らない。
・ローターとパッドが接触してシャリシャリ音がする。
これらの原因として考えられるのがいわゆる[エア噛み]です。
油圧ディスクブレーキは通常使用しているだけで高温になったローターからキャリパー→ホースへと熱が伝わりフルード内に細かい気泡が発生します。
通常だとブレーキ動作に影響しない程度の量なのですが、この夏場に気温が上がりやすい物置やガレージなどでバイクを保管していると温度上昇に伴い内部の気泡が膨張してブレーキ動作に大きく影響を与えてしまいます。
■ ご依頼例
この週末にご依頼いただいた事案はパッドが閉じきってしまいホイールが回らなくなったパターンです。
さらに10年以上一度もフルード交換していなかったため画像のようにフルードの汚れもひどい状態。フルード交換&エア抜きして無事元通りになりました♪
ディスクブレーキに一抹の不安がある方はお気軽にご相談下さい。基本的にどんなメーカーのブレーキでも対応可能です。
※絶版モデルや無名ブランドは対応できない場合がございます。
情報提供:長野 自転車 スポーツサイクル ディスクブレーキ CYCLE INFINITY