だいぶ以前に紹介したSurly(サーリー)のCROSS CHECK(クロスチェック)を大幅アップデート!
カテゴリ:CYCLO CROSS
ブランド:surly
フレーム:cross check
コンポ:shimano GRX (1×12s)
ホイール:手組
フロント(Rim:MAVIC A719/Hub:shimano DH-3N72/Spork:DTコンペティション(2.0/1.8)
リア(Rim:MAVIC A719/Hub:Shimano 105 R7000/Spork:DTコンペティション(2.0/1.8)
11年前に旧仕様※でなんと日本一周を達成し、その役目を終えたかに見えたクロスチェックが第2の人生を歩むべく、オーバーホールを兼ね大幅アップデートを実施しました!
※旧仕様 → surly cross check 日本一周仕様
■ カスタムポイント①
メインコンポは思案の結果、最新グラベルコンポ[GRX 12s]に決定!
この選択がプチ地獄の選択だったことに…※後述
■ カスタムポイント②
コンポの12s化に伴い、12s対応のハブに交換。
ここでもプチアクシデント発生。エンド幅問題が勃発。
クロスチェックのエンド幅はロード(130mm)とMTB(135mm)の両方に対応できる?ように[132.5mm]となんとも中途半端な規格なんです。
今回はHG12s対応しているR7000のQRロード仕様(130mm)を選択。QRの締付け調整で何とかセンター出ししました。
■ カスタムポイント③
こちらが一番悩ましかった。
まずメインコンポをGRX12s仕様で決定した時点で安請け合いしたことに気づいていなかったINF店長。
発注段階になって重要なことに気がつく。12s対応のシマノ製STIレバーにメカニカルブレーキ仕様のラインアップがないじゃァないか!
藁をも掴む思いでwebサイトを漁るとなんと1件ヒット!
国内メーカー[GROWTAC(グロータック)]からリリースしているコントロールレバーがなんと全てのメーカー、シフト段数に対応しているという夢のような仕様。
オーナー様に了承を得てグロータックレバーで組み上げることに。
■ GROWTAC コントロールレバー
今回はフロントシングルなので右レバーのみ採用。※左はシフトレスレバーを選択。
具体的な操作性としては古くからある[ダブルレバー]のようなステップレスシフト方式を採用しています。無段階※なので慣れるまで操作性にやや曲(クセ)がありますが、取り付けて調整した感じでは意外とスムースな動きでビックリしました。
※ちなみに別売の[クリックプレート]を取り付けることで従来のクリック感での操作も可能になります。が、現在(2025年8月)のところシマノ11sのみ対応のプレートしかリリースされていません。今後12sや他メーカー対応のタイプもリリース予定らしい。
色々ハプニングや苦労もしましたが、11年の時を経て日本一周仕様の重戦機は最新グラベルバイクとして新生!
今後も多様な自転車ライフを楽しみましょう♪
また、対応STIレバーがないコンポーネントで組みたい方はお気軽にご相談ください。
情報提供:長野 自転車 スポーツサイクル Surly CYCLE INFINITY