またしてもロードレース界に衝撃が走っています。

既に各メディアでも報じられているとおり、ツール・ド・フランス4度の覇者[クリス・フルーム](チームスカイ)にドーピング疑惑が浮上しています。


マイヨロホのクリストファー・フルーム(イギリス、チームスカイ)をヴィンチェンツォ・ニーバリ(イタリア、バーレーン・メリダ)とイルヌール・ザカリン(ロシア、カチューシャ・アルペシン)が囲む photo:CorVos

詳細については各記事で読んでいただければわかりますが、ざっくり説明すると
2017年9月7日のブエルタ・ア・エスパーニャ第18ステージ終了後に採取された尿サンプルから基準値を超える[サルブタモール]のAAF(違反が疑われる分析結果)が検出されました。

[サルブタモール]は一般的に気管支拡張剤として知られ、喘息の治療に広く使用されており、幼少期より喘息を患っていたフルームの治療薬として使用したとチームスカイ及び本院が説明しているそうですが…

今回のドーピング問題で気になったので調べてみると過去53年間でなんと40回もドーピング優勝者を出していましたΣ(゚Д゚)

ドーピング検査で陽性または薬物を使用したとされる優勝選手一覧
1957・1961~1964年:ジャック・アンクティル
1965年:フェリーチェ・ジモンディ
1966年:ルシアン・エマール
1973年:ルイス・オカーニャ
1969~1972、1974年:エディ・メルクス
1975・1977年:ベルナール・テブネ
1980年:ヨープ・ズートメルク
1983・1984年:ローラン・フィニョン
1996年:ビャルヌ・リース
1997年:ヤン・ウルリッヒ
1998年:マルコ・パンターニ
1999~2005年:ランス・アームストロング
2006年:フロイド・ランディス
2007・2009・2010年:アルベルト・コンタドール

最近だとランスの過去7回の全優勝剥奪やコンタドールの2年間の出場停止処分など記憶に新しいですね。

件のフルームもまだドーピング使用が確定したわけではありませんが、所謂[クロ]の結果が出れば剥奪や処分は免れないでしょう。ここ数年では無敗で[怪物]などと言われた選手だけに非常にショックです。

とはいえ、[ツール]と名がつく大会は1日150~200km以上走り、それを約20日間続ける非常に過酷なレースです。選手の1日の消費カロリーは10,000cal以上(成人男性の平均が1,500~2,500cal)とも言われます。

やはり人間の限界を超えるためにはドーピングの力が必要なのか?バイク機材の進化はめざましいですが薬物問題への対策は中々進んでいかないですね。むしろ巧妙になり発覚しづらいのかも。だったらいっその事何でもありの大会にすれば良いんじゃ…いや、オーバードーズで死人続出か(-_-;)

ちなみにタイトルは[シェークスピア]作[ジュリアス・シーザー]のセリフパロディ(^o^)

情報提供:長野 自転車 スポーツサイクル ツール – CYCLE INFINITY –

Cycle Infinity

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